弊社の本社社屋は岡山市の東山斎場北隣に位置しております。全国的にも有数の大規模かつ歴史ある墓地群の中心でもあります。何十万基もある墓地群ですので、残念ながら無縁墓地も散見されます。
無縁墓地を見るたびに減らす方法はないものかと考えています。昔の人は先祖を祀るお墓を大切にしてこられたため、広い墓地に大きな墓石、子孫が困らないように広い納骨室、その周りを石垣で囲うような立派な墓所が多く、先祖の想いと時代の流れを感じます。
そしてそこには、急激な先祖供養の変化が見受けられます。お骨の預け先の多様化の中で、これまでのお墓の守り方がだんだんとそぐわなくなり、また負担になってしまったのではないかと思われるのです。
そんな中で墓地の承継者から今後のお墓について、また墓じまいの相談を受けることも珍しくありません。ご相談の多くは「迷惑にならないお墓の残し方」、あるいは「負担を残さない納骨先」が中心です。
お墓の次の承継者や身内に対してそういったご心配をお持ちの方は、世の中に溢れる「墓じまい」や「永代供養」というワードに、それしかないと考え相談にみえられるのではないかと思います。私は、ここに無縁墓地を減らすヒントがあると思いました。無縁墓地とは誰も参ることができなくなったお墓なのですから、迷惑にならないようお墓を残すことが大切です。負担に感じさせない納骨先、例えば御骨を永代に渡り預かってもらえる“納骨堂”や“合祀墓”を選ぶことで管理料の負担や継承の必要がないため、無理なくお墓は継承され、気持ちの負担なくお参りし続けることができるという考え方です。ただそれは今のベストであり、20~30年先はさらに良策があるでしょう。
弊社にご相談にいらしたお客様は、真っ先に「墓じまい、永代供養について話が聞きたい」と言われます。そのままお話を進めれば簡単なのですが、まず拙速にお決めになってはいけないと、ブレーキをかけさせていただきます。そして参ってくれている親戚に対して心配はないか、子供や家族の理解を得られているか、ある程度長い目でみて判断できているか、そもそも墓じまいや永代供養しか選択肢がないのかなど、お考え頂くことで、先を見据えたお墓のあり方が見えてくるのです。お家ごとに状況は異なりますが、解決すべきことや、心配しなくてもよいことが整理できたと喜んでいただいております。お墓のお困りごとは、まずは弊社にご相談ください。
柚木 康司
